この記事では、阿部詩さんの年収について調査しました。スケートボード・堀米雄斗選手と同い年で、柔道界で活躍する阿部詩さんですが、年収や経歴について気になる人が多くいるのではないでしょうか。
阿部詩の年収
阿部詩さんの年収は、1,000万円ほどではないかといわれています。収入源は主にメダルの報奨金やスポンサー契約、そしてメディアへの出演料です。メダル報酬金とは、メダルを獲得した選手に日本政府やスポーツ団体から支給される報酬です。オリンピックで金メダルを獲得すると、500万円がもらえるそうですよ。また阿部詩さんは、兄の一二三さんとともにさまざまなスポーツブランドとスポンサー契約をしています。お2人とも好感度が高く、企業イメージの向上につながることから、双方にとって良い効果を生み出しているのでしょう。
チャンピオンへの道のりはここから。
パリから始まる、夏のスポーツイベントのアディダス公式チームキットをが登場。Bienvenue 🌍 #roadtoparis2024 #阿部一二三 #阿部詩@hifumi110 @aaa001utan pic.twitter.com/Ykn0zMvG3e
— アディダス ジャパン (@adidasJP) April 19, 2024
阿部詩の経歴
阿部詩さんの経歴をまとめてみましょう。阿部詩さんは日本体育大学に在籍中、東京オリンピックに出場しました。阿部詩さんは見事優勝を勝ち取り、さらに兄の阿部一二三さんも金メダルを獲得。史上初の、兄妹同時優勝という快挙を達成したのです!ほかにも阿部詩さんは世界選手権で2度優勝したり、グランドスラムにおいても複数回の優勝を勝ち取ったりしています。「令和で一番活躍できるように」と意気込んでいたのも印象的でしたね。ちなみに、2025年のグランドスラムでも優勝を飾っていますよ。
参考:TEAM JAPAN
阿部詩の試合での号泣が話題に
阿部詩さんは2024年7月、パリ五輪女子柔道52kg級で一本負けし、その場で大号泣する場面がありました。
阿部詩ちゃんの号泣
柔道家らしくない…
オリンピックで敬意を示してない…
叩いてる人いるね
アマチュアで4年に一度お家芸の金しか目指してない柔道
ギャン泣き
いいじゃない…4年死ぬほど努力してきたんだもん
ギャン泣き!あっぱれ
お疲れ様でございます🙇#阿部詩#オリンピック pic.twitter.com/budNH6sWMT
— 貧乏独身中年たぬきつね (@take53505112) July 28, 2024
阿部詩さんが負けた相手は、世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワ選手(ウズベキスタン)。まさかの一本負けに、その場で座り込んでしまった阿部詩さん。そして、人目もはばからず大声で泣き叫ぶ姿を見せたのです。感情をあらわにすることが少ない日本人が取り乱している姿は、世界中で話題となりました。
ポジティブな意見
阿部詩さんの号泣には、「謝らないで」「泣きたいときは泣けばいい」「情けなくなんかない」というような励ましの言葉や、「立派で素敵」「相当な重圧と戦ってきたのだろう」というような阿部詩さんの努力を称賛するようなポジティブな意見が寄せられています。
優勝を目指してきた阿部詩さんにとって、オリンピック2回戦敗退というのは受け入れがたい事実で、むしろ正常な精神状態ではいられないほどのショックがあったのでしょう。4年間、血のにじむ努力をしてきた何よりの証拠でもあり、上記のように温かく受け入れ励ます声が、阿部詩さんに多く届いていると良いですね。
参考:日刊スポーツ
ネガティブな意見
一方、阿部詩さんの号泣シーンには「みっともない、子どもかよ」や「相手選手へのリスペクトがない」「おごりがあったのだろう」といったネガティブな意見もありました。
このような意見は、そもそもの柔道の精神を支持している人たちによるものでしょう。柔道というのは礼儀作法を重んじ、常に自分を律するという精神に基づいているスポーツです。「修心」といい、心を強くすることが求められます。そのため、阿部詩さんが感情をあらわにした場面で、否定的な意見が飛び交ったのでしょう。
阿部詩の号泣に海外の反応は?
阿部詩さんの号泣シーンには、海外からもさまざまな声が寄せられました。日本国内と同じようにポジティブな意見もあれば、人前で大泣きすることに対し抵抗感を抱く人もいるようです。阿部詩さんの号泣に対し激励の気持ちを持った人にとっては、その行動や気持ちを否定する意見には驚かされるかもしれませんね。では、どのような意見があったのか見てみましょう。
「日本人は冷静に見えるのに…」
隣国・中国では「日本人は中国人と違って冷静に見えるのに、感情のコントロールができないこともあるのか」と、文化とのギャップに驚く声が聞かれました。確かに、文化面でいっても日本人は感情をあらわにすることが少なく、言葉や表現も控えめかもしれません。そんな日本人に対し、勝っても負けてもポーカーフェイスをするイメージを抱いている人もいるのでしょう。
「柔道選手なのに礼儀を知らない?」
柔道は、日本の国技です。そして、相手へのリスペクトや強い精神力など、さまざまなテーマを持って稽古をします。オリンピックに出場するまでに育った阿部詩さんが「強い精神を持っていない」と残念に思う人が一定数いたようです。柔道チャンネルによると、本来は取り組み後に心理的興奮がおさまらなくても、感情をコントロールして正しい形で礼をすることが重要とされています。阿部詩さんが号泣したのは礼の後であり、そこの礼儀はきちんと貫いているのですが、人前で大泣きしたことで「柔道の精神」について疑う声が出たのでしょう。
「まだ20代。温かい目で見るべきだ」
阿部詩さんの号泣シーンに対しネガティブな意見が出る中で「まだ20代なのだから」と擁護する声があるのも事実です。Yahooニュースに掲載された世界各国からの反応を見てみると、若いがゆえに気持ちが高ぶったのだろうと阿部詩さんの心情をくみ取る声が。「もっと温かい目で見てあげるべき」「こういう厳しい意見ばかりいう大人がいるからダメなんだ」と反論する人もいたようです。
「人間らしくて良い」
阿部詩さんが人目もはばからず大声で泣き叫ぶシーンを見て「人間らしいじゃないか」と言ったのは、フランスの人たちだそうです。フランスでは日本同様に柔道がさかんで、さらに積極的な感情表現が受け入れられている文化もあります。日本と違って、喜怒哀楽を正直に表現し、ストレートなコミュニケーションが行われている国なんです。その後のフランス戦では、なんとフランスチームから「ウタ!ウタ!」と、阿部詩さんを応援するコールが響いたほどだったそうですよ。
参考:Number Web
まとめ
阿部詩さんの年収や経歴について、調査しました。また、2024年のパリオリンピックで起こった阿部詩さんの号泣騒動について、日本国内や海外からの意見をまとめてみました。総合的に、励ましの声と否定的な声が交わる結果となりましたね。阿部詩さんのこれまでの戦績や経歴を見ても、すべての試合において阿部詩さんの努力や姿勢を評価すべきだと筆者は感じました。今後、阿部詩さんのさらなる活躍を期待しましょう!