7月20日に元棋士が殺人未遂で逮捕されるという衝撃のニュースが飛び込んできました。その事件を起こしたのは橋本崇載さんです。対局だけでなく、将棋の普及などにも尽力してきた橋本さんに一体何があったのでしょうか。
今回は事件の経緯、背景を調査、まとめていきます。
橋本崇載とは
事件についてまとめる前に橋本崇載さんについてまとめておきます。
- 氏名：橋本崇載（はしもと たかのり）
- 生年月日：1983年3月3日
- 出身地：富山県小松市
- プロ入り：2001年4月1日（18歳）
- 通算成績：414勝、303敗（勝率.577）
2015年3月8日放送、第64回NHK杯テレビ将棋トーナメントの準決勝第2局（対局者は行方尚史八段）にて、トップ棋士の対局としては異例の二歩の反則負けをしたことでも話題となり、その後自身でも自虐ネタとして披露してきました。生真面目な方が多い将棋界において、橋本さんは紫のスーツに金髪など、“異端児”とも取れる様な格好で注目を集めていました。
2021年4月2日付で現役を引退し、2022年11月1日付で日本将棋連盟を退会しました。この背景には元妻との子どもにまつわるトラブルがあった様です。棋士引退後はYouTuberとして活動した期間もありましたが、2022年11月にはチャンネルを閉鎖しています。
事件のあらまし
関西テレビが報じたニュースによると
7月20日午前7時ごろ、滋賀県大津市の住宅に侵入し、この家に住む33歳の元妻と68歳の元妻の父親に対し、頭を鍬（くわ）で殴りつけて殺害しようとした疑いで、住所・職業不詳の元プロ棋士 橋本崇載容疑者(40)が警察に逮捕されました。
警察によると、橋本容疑者は開いていた窓から侵入し、元妻の父親と鉢合わせとなって揉み合いになった後、家の中で元妻を追いかけるなどしましたが、持っていたくわを元妻の父親が取り上げて制圧したということです。
元妻やその父親は軽いけがをしました。
家には4歳の男児もいましたが、けがはありませんでした。
橋本容疑者はけがをして病院に運ばれましたが、その後、病院を出たところで殺人未遂の疑いで緊急逮捕されました。
調べに対し橋本容疑者は、黙秘しているということです。
とのこと。元妻に対して余程の恨みがあった様に取れるニュースですが、背景には何があったのでしょうか。
事件の背景には元妻の子供の連れ去り？！
橋本崇載さんは2017年に元妻と結婚し、1人子どもがいます。しかし2019年に元妻が子どもを連れて別居を開始しました。その後も橋本さんは子どもとの面会も叶わず、「連れ去りだ」と訴える様になりました。これを機に親による子どもの連れ去りを違法とするための活動を計画します。そして、その活動が国を批判することとなり、国から優遇を受けて成り立っている将棋連盟への迷惑となることを懸念して棋士を引退したそうです。
今回の事件の前に2度逮捕されている
橋本さんからしたら「子どもを奪われた上に、生業にしてきた棋士という仕事も奪われた」という状況となり、元妻やその関係者を恨む様になっていき、ついに事件が起きます。
2020年12月に元妻への暴言などをSNSに投稿したとして名誉毀損の疑いで1度逮捕されます。さらに2021年12月にはSNSに元妻の本名と住所を明記したうえで、『僕のすべてを潰した殺人鬼』『僕を地獄の底に落とした殺人鬼』などと罵り、さらに『無差別殺人起こして自殺したるわ』『ガソリン撒いて火つけたってもええんやぞ』などと書き込んだことで名誉毀損の疑いで2度目の逮捕をされました。
そして募り募った恨みが爆発したのか、元妻、元義父への殺人未遂事件という形であらわれてしまったようです。
最後に
今回は将棋界の異端児橋本崇載さんの殺人未遂事件についてまとめてきました。離婚が当事者だけなら今回の様なことはおらなかったでしょうが、子どもも関係してくるとなると事態は複雑になりますよね。
今後橋本崇載さんがどうなっていくのか、注目が集まっています。
