バッドホップは、神奈川県出身のメンバーで構成されるヒップホップグループです。そんなバッドホップのメンバーが死亡しているという噂が流れていますが、事実なのでしょうか?また、バッドホップのメンバー死亡は神奈川県川崎市で起こったとある”悲痛な事件”に関与しているといわれています。バッドホップのメンバーが死亡しているという噂について調査してみたいと思います。
バッドホップのメンバー死亡は本当?
バッドホップのメンバーが死亡しているという噂が流れています。結論から言うと、バッドホップのメンバーが死亡しているというのはデマであることが分かっています。2024年に惜しまれながらも解散のときを迎えたバッドホップ。メンバーの死亡説が流れてしまった噂の発端や、関与しているという事件について調べてみましょう。
やんちゃで危険なことをするイメージがある
バッドホップのメンバーは死亡していませんが、バッドホップにやんちゃなイメージがあることが関係しているでしょう。「危険なことをしていそう」「誰か死亡しているかも」と思われやすく、それがあたかも事実のように語り継がれることになったのかもしれません。バッドホップは川崎市出身のメンバーで構成されており、その地元は京浜工業地帯で「日本で一番空気が悪い場所」ともいわれています。不良時代のエピソードが蒸し返され「亡くなってもおかしくないほど危険なことをしていた」というイメージがついてしまったのでしょう。
脱退メンバーが死亡したといわれた
バッドホップには、脱退したメンバーがいます。AKDOW(アクドウ)さんとDJ KENTAさんで、2人とも公式発表もなく突然姿を消しているのです。そのため、彼らがバッドホップに在籍していた頃を知っている人からすれば「いつの間にかいなくなっている」「死亡した?」と推測し得る状況だったようですね。しかし、2人とも死亡したという情報はなく、AKDOWさんに至っては「BAD HOP」というデザインのタトゥーも入れているそうなので、不仲というわけでもなさそうですよ。
「27歳で命を落とすラッパー」を意識か
バッドホップのメンバーが死亡しているという噂が流れたのは、バッドホップがコンセプトとして掲げていたとされる「27クラブ」という在り方です。27クラブというのは主に海外において、27歳で命を落としたアーティスト一覧のことです。死因はアルコール中毒や薬物中毒、自殺などさまざま。アーティストは27歳で命を落とすという迷信が出回り、バッドホップのメンバーもそのような儚さや、ミステリアスなラッパーを目指しているのではないかといわれてきました。このことが、バッドホップメンバーの死亡説につながったのでしょう。
バッドホップの解散も27クラブが理由か
バッドホップのメンバーは死亡していませんが、解散した理由も上記の「27クラブ」に関係しているとみられています。バッドホップが解散したとき、メンバーは26~28歳でした。27クラブの風潮に則れば、このタイミングで解散するのが最も美しい形だと考えたのでしょう。しかし、バッドホップは解散後もYoutubeの人気チャンネル「THE FIRST TAKE」に出演してファンを驚かせましたよ。
川崎市ラップバトル死亡事件が原因か
バッドホップのメンバーが死亡しているという噂が流れたのは、神奈川県川崎市で起こった「ラップバトル」事件が原因です。ラップバトル事件とは、川崎市でラップバトルをしていた男子高校生が「負けたら川に飛び込む」という罰ゲームのある遊びをしており、実際に川に飛び込んだ1人が死亡するという痛ましい事件でした。バッドホップは川崎市出身で、本事件の記事にも名前が紹介されたことから、メンバーの死亡説につながったのでしょう。
【参考サイト:夕刊フジ】
しかし、本事件とバッドホップメンバーは一切関与していないことが分かっていますよ。
バッドホップの解散理由は?
バッドホップのメンバー死亡説は、バッドホップが人気絶頂期に解散したという事実が歪曲されて生まれたものでもあります。では、なぜバッドホップは突然解散を発表したのでしょうか。バッドホップのメンバーは死亡していませんが、バッドホップは自分たちバンドの存在をあたかも「死亡」したように見せる、神秘的な終え方をしたかった可能性があります。
節目だった27歳での引退
バッドホップは、メンバー死亡説の部分でもお話したように「27歳」という年齢を、ある種の節目にしていました。バッドホップが解散したのはメンバーが27歳であるタイミングだったため「27クラブ」という在り方を意識して解散を決めたといわれています。また、偶然にも結成から10年というタイミングでもあったため、解散するには適した時期だったのでしょう。このことは、ご本人たちも動画で言及されていますよ。
出典:POP YOURS
若い世代へのバトンタッチ
バッドホップのメンバーYZERR(ワイザー)さんは、過去に「BADHOPとしてできることは限られてきている」と発言していたことがあります。これは暗に、近い将来解散や引退をして若い世代につなげていくことを示していたのではないでしょうか。結成から10年、多くの若者たちに影響を与えてきたバッドホップですが、年齢や立場を考えると、同じコンセプトで突っ走れる期間は限られていたのかもしれませんね。
前向きな解散
バッドホップは、解散時8人のメンバーがいました。結成から10年、これまで全員で同じ方向を向いて活動してきましたが、別の目標を掲げるようになったそうです。しかし、根底にあるのは「ヒップホップ文化を広めたい」という思い。27クラブを意識しながらも、全員が同じ方向を向いてがむしゃらに走ってきました。バッドホップのメンバーは口を揃えて「ネガティブな感情はない」「解散しても僕らの関係性は変わらない」と話していて、死亡説どころか不仲すらもないことが窺えました。
なぜバンドメンバーには死亡説が出るのか
バッドホップのメンバーに死亡説があったように、さまざまなバンドで「死亡者がいるのでは?」と不穏な噂が囁かれています。ランページのメンバー死亡といわれたり、ガールズグループにもそのような情報があったりします。死亡したと勘違いされるような出来事がないにもかかわらず、そのような噂が出回るのは不思議ですよね。主な理由は、彼らが活動休止をしたり新曲を発表しなかったりすることで、露出が減少するからでしょう。また、不祥事や脱退で姿を見なくなったことで「亡くなったのでは?」と安直に推測されていると考えられます。
まとめ
バッドホップのメンバーが死亡しているという噂について調査しました。バッドホップのメンバーが死亡しているという噂は、バッドホップメンバーが掲げてきたとされる「27クラブ」の存在、そして川崎市で起こった悲痛な死亡事件に関与しているという誤解から生まれたものでした。すでに解散しているバッドホップですが、メンバーが死亡しているという事実は確認されず、10年の活動を終えて現在はそれぞれの道を歩んでいるとみられています。さまざまな功績を残したバッドホップメンバーには、死亡の噂に負けず強く生きてほしいですね!
