怖いもの見たさ?社会のタブーに切り込んだ「不倫ドラマ」ヒット作まとめ

いつの時代も盛り上がりを見せる、不倫を題材としたドラマ。一昔前までは、大罪のような扱われ方をしていた不倫ですが、現代では芸能界をはじめ、あらゆるところで耳にするようになったと思いませんか?もちろん、モラル違反としては最低で、有名人が不倫をはたらいてしまった場合、その信頼や支持を取り戻すのは不可能だといわれるほど。しかし、それでもドラマのテーマとしてはよく扱われることもあり、またそのほとんどが高い需要を持っていて、ヒット作も多いのが現実ですよね。今日は、不倫を題材にしたヒットドラマを振り返ってみたいと思います。ネタバレ注意もありますから、まだ視聴していない人、これから見たいと思っている人は、注意して読んでくださいね。

もう見た?大ヒットした不倫ドラマまとめ

『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』

不倫ドラマの最高傑作ともいわれる『昼顔』は、社会現象をも巻き起こす大ヒット作になりましたね。純白のイメージがあった上戸彩さんが、不倫に溺れてしまうパート妻を演じたことでも大きな話題を呼びました。共演の吉瀬美智子さんもまた、何不自由ない家庭に退屈さを感じながら、刺激のある不倫関係にハマってしまうという、毎週ヒヤヒヤな展開から目が離せませんでしたね。

『ホリデイラブ』

仲里依紗さんと塚本高史さんが夫婦役を演じ、その不倫相手となる松本まりかさんが一躍有名となった作品。普通の幸せを築く家族が、少しずつ少しずつ壊れていく様子がリアルに描かれており、特に妻役の仲里依紗さんに感情移入する視聴者が多かったそうですよ。

『僕のヤバイ妻』

伊藤英明さんと木村佳乃さんが夫婦役を演じた本作では、裕福な令嬢と結婚した男が、本気で愛している不倫相手とともに、妻の殺害を企てる…という世にも恐ろしいストーリー。しかし、殺害計画を立てられる妻はそのすべてに気づいていて、逆に2人に復讐をしていくというスリル満点な脚本でした。木村佳乃さんの殺気迫る演技に引き込まれる視聴者が続出しましたよね!

『奪い愛、冬』

水野美紀さんの”怪演”が話題となった本作は、三浦翔平さんと倉科カナさんが演じる婚約中のカップルと、2人を取り巻くドロドロの不倫劇を描いたストーリー。夫の不倫を見抜き、絶叫したりストーカー行為に手を染める水野美紀さんの演技は恐ろしいものでした。しかし、そんな水野さんのインパクトに押されてはいけないのが、実は誰よりも嫉妬深かった三浦翔平さんの奇妙な行動。いつも笑顔で懐の大きい婚約者と思いきや、実は恐ろしいほどの嫉妬心や殺意を秘めている人物でしたね。不倫により、それまで冷静だったり誠実だったりした人たちの本性が少しずつ暴かれていく…そんな描写が背筋を凍らせました。

『あなたのことはそれほど』

不倫のイメージのない俳優・波留さんが、懐かしい同級生と不倫に溺れてしまう役どころを演じたことで話題になりました。このとき、波留さんと不倫する同級生を、劇団EXILEの鈴木伸之さんが演じ、その妻を仲里依紗さんが演じました。そう、仲里依紗さんは本作でも”サレ妻”として不憫な役を買って出ていたのですね。本作で話題になったのは、不倫をする2人よりも、被害者となったそれぞれのパートナー達。波留さんの夫を演じた東出昌大さんは、不気味なほどに殺気迫る演技で視聴者を震わせました。仲里依紗さんも、物静かで一切反撃をしない妻という設定でしたが、終盤で見せた夫への反撃は見事なものでしたね。本作の不倫は、波留さんが学生時代からずっと忘れられなかった同級生に偶然再会するという特別な状況下。2番目に好きな人と結婚した主人公に訪れた、ピンチでもありチャンスでもあるそんな状況を、自分だったらどう乗り越えるか…考えさせられる作品でした。

『せいせいするほど、愛してる』

交際中の男性からもらった指輪をなくしたことで、一緒に探してくれた男性と、会社で再会するという運命的な出会いを果たす…という役どころを演じた主演キャストは、武井咲さんと滝沢秀明さん。ジュエリー会社を舞台に、広報部の社員を武井さんが、そして滝沢さんが副社長を演じた、画になる美男美女のストーリーでしたね。数々の困難を乗り越え、その関係が発展すると思われた2人でしたが、実は滝沢さん演じる副社長には寝たきりの妻がいる…という衝撃の展開を迎えることになります。まさにドロ沼不倫劇!数々の偶然や出会いが織りなす複雑な人間模様から、女性の屈折した感情や強さまで感じる作品でしたね。

『美しい隣人』

檀れいさんと渡部篤郎さん演じる夫婦を、仲間由紀恵さんが演じる「美しい隣人」がかき乱し、壊していくという、恐ろしい人間の本性と哀しみを描いた不倫ドラマ。通常、不倫ドラマというと許されない関係に溺れてしまう、人間の弱さや脆さを描いた作品が多いですが、本作は全く違う始まりを持つドラマでしたね。子供を不慮の事故で失った仲間由紀恵演じる隣人が、悲しみに打ちひしがれていたとき、同じくして子どもが行方不明になり必死で探していた檀れいさん夫婦が「うちの子は生きていてよかった」そう口にしたことが発端でした。たった1人の子どもを亡くし生きる希望を失っていたところに、まるで鋭利な凶器のように刺さる言葉。その言葉が原動力となり、「美しい隣人」はその家庭をめちゃくちゃに壊す決意をするのです。ハラハラドキドキ、でも切ない思いを抱えた謎の隣人の魅力にハマってしまう…そんな未知のストーリーでした。

まとめ

これまでに流行した不倫ドラマ、いかがでしたでしょうか?まだ見ていないものがあれば、ぜひ配信サービスなどを使って楽しんでみてくださいね。不倫には縁もゆかりもないと考える人が多い中、実は社会ではまん延している問題でもある、センシティブなテーマ。非現実的だけれど、いつ誰に起きてもおかしくない…そんな不倫を題材にしたドラマはどれもスリル満点で、それぞれから得られる学びや感情も多いのが特徴です。これらの作品を超える不倫ドラマが今後発表されるのかも、また目が離せないですね!

関連記事