文科省発「トビタテ留学JAPAN」はどんな仕組み?自己負担はいくら?

トビタテ留学JAPANという奨学金制度を知っていますか?日本政府が設立した留学支援制度で、いわゆる「返済不要の奨学金」です。高校生コースでは、毎年800人の高校生を海外に送り出しているのだそう!グローバル社会に向けて、日本人も海外経験や英語力が必要になってくる昨今、トビタテ留学JAPANを活用しない手はありません。

今日は、トビタテ留学JAPAN 自己負担や仕組みを詳しく解説していきたいと思います!

トビタテ留学JAPANとは?

対象者は?

トビタテ留学JAPANの対象者は、高校生・大学生です。

留学先の国は?

勘違いされやすいのですが、トビタテ留学JAPANは「留学エージェント」ではなく、「留学のための資金を支援する制度」です。そのため、留学先や現地での住まいの準備は、自分たちで行う必要があるのです。

英語留学で根強い人気のあるアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、マルタなどの欧米諸国はもちろんのこと、英語留学に限らず様々な目的に合った留学先があります。自分の行きたい国はどこなのかを考えるところから始めてみましょう!

どんなコースがある?

トビタテ留学JAPANには、高校生向けと大学生向けのコースが用意されています。社会人や、海外の学校に「進学」するための支援活動は行われていません。以下を参考にしてみてください。

高校生
アカデミックテイクオフ14~21日間
ショート14~106日間
ロング107~365日間
プロフェッショナル14~106日間
スポーツ・芸術14~106日間
国際ボランティア14~106日間

 

大学生
理系、複合・融合系人材コース大学生以上28日~1年
新興国コース大学生以上28日~2年
世界トップレベル大学等コース大学生以上28日~2年
多様性人材コース大学生以上28日~2年
地域人材コース大学生以上28日~2年

支給額はどれくらい?

トビタテ留学JAPANに応募するには、いくつかの条件を満たしている必要があります。その条件によって、支給額も変わってくるのだそうですよ。大まかな目安は、【両親と子ども2人の4人家族のうち、子ども2人が中学・高校に通学している場合の世帯収入が1100万円未満の場合】ということです。

もちろん世帯人数や、通学する学校の種別によっても異なり、もちろん渡航先によっても変わってきます。目安としては、月額6万円から16万円の範囲が基準だそう。

自己負担金はある?

上記の支給額によって、足が出た分はトビタテ留学JAPAN 自己負担となります。平均的には、留学費用全体の3分の1~半分くらいは、トビタテ留学JAPAN 自己負担になると思っておきましょう。

トビタテ留学JAPANに参加したい!どうすればいい?

トビタテ留学JAPANを活用してみたいけど、申し込み方法が分からない!という人のために、トビタテ留学JAPANの利用方法を解説していきます。

まずは説明会に参加!

この資金支援制度を最大限に活用するために、オンラインもしくは対面での説明会に参加しましょう。説明会は数日おきに行われていて、各回の定員は450名程度となっています。

相談会に行って悩みを解決しよう

トビタテ留学JAPANを利用する上での懸念点、心配なことを解決するため、相談会に参加しましょう。留学経験のある先輩方が多く参加しており、体験談やアドバイスをもらうことができますよ。

さっそく応募してみよう

トビタテ留学JAPANの応募条件は以下の通りです。

  • 日本の高校生または大学生であること
  • 日本の国籍または永住権を取得していること
  • 留学を開始する年度の4月1日時点で、30歳以下であること
  • 留学計画に、インターンシップやボランティア活動などの「実践活動」が含まれていること

上記の条件を満たしていることを確認したら、応募ができます。書類審査と面接の2部制で、「留学計画」と「人物像」をチェックされます。面接にも2種類あり、個人面接とグループディスカッションにて、自分の留学計画や将来の夢に関してアピールする場となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?毎年多くの若者たちが海外で送り出され、ひと皮もふた皮も剥けて帰国し、実りある将来を掴んでいる夢のような留学支援制度・トビタテ留学JAPAN。

海外でこんなことをしたい!将来は英語を使ってこんな仕事をしたい!そんな夢が膨らんでいるあなたも、ぜひこの制度を活用してみてはいかがでしょうか。

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