【セ・リーグ】ヤクルト29年ぶり連覇達成!栄光の2年間を振り返る

【セ・リーグ】ヤクルト29年ぶり連覇達成!栄光の2年間を振り返る

プロ野球のセリーグで、9月25日のDeNA戦にサヨナラで勝利し、ヤクルトスワローズが2年連続9度目のリーグ優勝を決めました。高津臣吾監督は就任3年目で2度目のリーグ優勝。野村克也監督時代の1992・93年以来、29年ぶり2度目のリーグ連覇を達成となりました!

そこで今回は『ヤクルト29年ぶり連覇達成!栄光の2年間を振り返る』と題して、昨シーズンと今シーズンを比較しながら、詳しく見ていきます!

ヤクルト 高津臣吾監督とリーグ連覇達成

昨年10月26日、横浜スタジアムで初めて胴上げされてから335日。高津臣吾監督は今度は神宮球場で優勝を決めました。29年ぶりのリーグ連覇は、奇しくも高津監督の現役時代、野村監督の元でクローザーに転向した1993年以来の2度目のことです。

もちろんリーグ連覇への道のりは簡単ではなく、「絶対、大丈夫」とチームを鼓舞した昨年の初制覇とは違った苦しい1年でした。

7月2日にプロ野球史上最速でマジックを点灯させたヤクルトでしたが、新型コロナウイルス感染により主力が大量離脱するという非常事態に見舞われ、チームは失速。また、高津監督自身もコロナで離脱する時期もあったりとチームは非常事態に陥りましたが「今できること」を最優先して勝利につなげ、最後まで1位の座を明け渡すことなく、ゴールテープを切ることとなりました。

ヤクルト試合の2022年レギュラーシーズンの戦い

それでは、ここから2022年レギュラーシーズンの戦いを昨シーズンの成績とも比較しながら見ていきましょう。

投手編

昨シーズンは、規定投球回に到達した投手がおらず、チーム最多勝は小川泰弘投手、奥川恭伸投手の9勝。それに続くのは、7回を任された今野龍太投手の7勝でした。

一方の今シーズンは、さらなる飛躍が期待された奥川恭伸投手を開幕早々に欠きながらも、その大きな穴を全く感じさせないくらい先発陣がよく頑張りました。リーグ連覇を決めた9月25日時点で、サイスニード投手が9勝(昨年6勝)、小川泰弘投手8勝、高橋奎二投手8勝(昨年4勝)、高梨裕稔投手7勝(昨年4勝)、原樹理7勝(昨年3勝)と、各投手が昨年の倍近い勝利数を挙げています。きっと、昨年の日本シリーズの登板でつけた自信が、先発陣の底上げにつながったのでしょうね!

野手・攻撃編

攻撃では、何と言っても「村上宗隆選手の打撃」に尽きるでしょう! 今シーズンは、50本塁打以上の本塁打を放ち、令和初の三冠王にも期待がかかっています。また、この村上選手の活躍ぶりに、ファンたちは“村神様“と評してヤクルト試合を見守りました。

“村神様“頼みではない、チーム力で勝ち取った連覇

タイトルを争う選手こそ村上宗隆選手のみですが、それでも優勝できたのは「チーム力の勝利」にほかなりません。今シーズンに関してはレギュラーと控えの差がほとんどなく、選手それぞれが与えられた役割を確実にこなし、結果を出しました。ベテラン、中堅、若手の力がうまく噛み合ったからこその連覇だったと思います。

例えば、1番の塩見泰隆選手がリーグ2位の24盗塁を記録し、リードオフマンとして見事に機能。「村上宗隆選手の前に走者を出して一発」が最大の得点源だった今シーズン、塩見選手の出塁が得点に結びついています。

一方で、過去3度の”トリプルスリー”を達成している山田哲人選手は、リーグ最多の139三振を喫し、打率も2割4分台と苦しみました。それでも23本塁打、65打点と要所でいい働きをしたのはさすがで、また二塁の守備も安定していましたね。

野手・守備編

守備面では、中村悠平選手の存在感が光りました。ケガで開幕は出遅れたものの、5月3日に戦列に復帰。中村選手が復帰してからは、チームは落ち着きを取り戻し、5月14日の広島戦から7月3日のDeNA戦まで14カード連続勝ち越して、交流戦も優勝を果たしました。中村選手だけの力ではないのでしょうが、それでも投手陣は安心してバックを任せられたと思います。

高津臣吾監督に応えた「ヤングスワローズ」たち

最後に、忘れてはならないのが若手選手の台頭です。

投手では、2020年ドラフト1位の木澤尚文投手を中継ぎに抜てきし、チーム最多登板と欠かせない戦力に定着させました。

野手では、高卒3年目の長岡秀樹選手。阪神との開幕戦の先発には「6番・ショート」に抜擢されると、4安打1打点で7点差逆転勝ちに貢献しました。それ以降、長年ヤクルトの課題だったショートのレギュラーの座をつかんで、そのポジションを1年間守り続けたのは、お見事でした。攻守にわたってまだ課題も多いですが、高津臣吾監督が我慢して起用し続け、長岡選手もその期待に応えました。

このように「ヤングスワローズ」と呼ばれる若手を適材適所に起用するのは、現役時代の恩師・野村元監督さながらですね!

最後に

1990年代ヤクルト黄金期の名クローザー・高津臣吾監督が率いる、東京ヤクルトスワローズ。この先はクライマックス・シリーズ、そして日本シリーズが待っています。セリーグ覇者の2年連続日本一は、1979・80年の広島カープ以来42年ぶりとなるので、ぜひ期待しながらプレーオフの行方にも注目していきましょう!