寒くて引きこもりがちな冬が明け、季節はすっかり春。花粉や朝晩の気温差に悩まされながらも、暖かく美しい季節の到来に心躍る人も多いのではないでしょうか。春といえば、お花見などの行楽シーズン!冬は屋内で温かいものを食べるのが至福でしたが、この時期は外で食事をするのも気持ちがいいですよね。春休み、そしてゴールデンウイークにキャンプを楽しむ家族も多いと思います。今日は、子連れキャンプの楽しみ方について解説していきます。安全に楽しく、そして子どもに豊かなキャンプ 遊び体験をさせてあげられるよう、しっかり予習してからキャンプを楽しみましょう!
コロナ禍で流行し始めたファミリーキャンプ
コロナ禍で旅行にも行けなくなってしまったここ数年。そんなときに流行し始めたのが、キャンプでした。人混みを避け、テントを張ってゆっくりとひとり時間を過ごすことができるキャンプは、コロナ禍をきっかけに始めたという人も多いでしょう。ファミリーキャンプと言って、小さな子どもを連れたにぎやかなキャンプもよく見られるようになりましたね。では、子どもを連れてキャンプをする場合に気を付けるべきことは何なのでしょうか?ファミリーキャンプ初心者さんに向けて、注意点をご紹介していきたいと思います。
ファミリーキャンプで気を付けるべきこと
まずはキャンプ場選びから注意!
ファミリーキャンプ初心者なら、まずはキャンプ場選びから入念に計画しましょう。大人同士の気楽なキャンプと違って、危険度も上がる子連れキャンプ。テントを使わず宿泊できたり、トイレやお風呂などの設備も整ったコテージ泊、そしてテントをはじめ必要なものが全部レンタルできるグランピング施設もたくさんありますので、心配な方はそういった安心要素も選んでみてくださいね。
テントの設営場所も工夫しよう
テント泊をする場合には、子どもがいつでも安全に出入りできるよう平坦な場所、見晴らしの良い場所を選ぶようにしましょう。落石の恐れがある場所などは絶対に避けるよう、注意が必要です!
子どもに笛を持たせておこう
キャンプは、テントの側で寝そべってゆっくり…とはなかなかいかず、たき火に調理になにかと忙しいもの。一瞬目を離した隙に子どもの姿が見えなくなってしまった!と焦ったことのある親御さんも多いのではないでしょうか。そんなとき、子どもに笛を持たせておくことをおすすめします。子どもが笛を吹いてくれれば位置が分かり、迎えにも行けますよね。キャンプ場での事故といえば、2019年に小倉美咲ちゃんが行方不明になったという出来事が記憶に新しいですよね。子どもはキャンプ 遊びや興味の対象に一目散だけれど、はっと気が付いたときには帰れなくなっている…ということが起こります。あらかじめ安全を確保できるアイテムを持たせておきましょう。
川遊びをする際は要注意
キャンプ 遊び中、子どもの水難事故が多く発生しているのも事実。川遊びをする前にまず大人が川に入ってみて、流れの強さや高さを確認することが必須です。たとえ浅くても溺れることは十分にありますので、ライフジャケットなどを着せて安全に遊ぶのが良いでしょう。
子供の服装にも気を配ろう
春先といっても、日中は半袖でも汗ばむような季節。吸収性のよい衣服や、速乾性の衣服などを何枚も持っていくと良いでしょう。暑い時期だとしても草むらで遊ぶときには、半袖短パンだと危険。はおりものや長ズボンで、しっかりと虫よけ対策もしてくださいね!
遊びすぎ注意!?水分補給もしっかり
子どもは、言ってもなかなか水分補給をしてくれませんよね。でも、喉が渇いていないからといって水分補給を怠っていると、熱中症のリスクが上がります。喉が渇いていなくても、定期的に水分を口にするようにしましょう。長い時間水遊びをしていると、暑さを感じないため分かりづらいですが、実は脱水症状を引き起こしやすくなります。どんな時期でも、水分補給はマストです!
子供が危険物に触らないように
キャンプで扱うものは、危険な器具も多いですよね。たき火や刃物など、子どもがうっかり近寄ってケガをしてしまう恐れのあるものは、きちんと大人が管理するようにしましょう。たき火を囲炉裏テーブルで囲ったり、ランタンを使う際にはスタンドに立てたりするのも手ですね。また、ランタンをLEDにするというのも、ファミリーキャンプでは安全で良いアイデアですよ。火傷の心配もなく、最近ではおしゃれなデザインのLEDランタンもたくさん販売されていますので、ぜひ見てみてくださいね。
虫よけ対策も徹底しよう
特に夏場など、虫の多い季節にキャンプをする場合に必要なのが、徹底的な虫よけ対策。虫よけスプレーや蚊取り線香などを駆使して、テントの中だけでなくテントまわりにもしっかり対策をするようにしましょう。また、キャンプ場は緑が多いので、蜂やぶよなどの虫も多くいるでしょう。虫さされの薬はもちろん、蜂の毒を吸い出すことのできる「ポイズンリムーバー」というアイテムも備えておくとばっちりです!
暖をとるならホットカーペットがベスト
まだまだ夜は肌寒い時期が続きます。石油ストーブに薪ストーブはいかにもキャンプらしくて魅力的ですが、ファミリーキャンプの場合はホットカーペットがあると良いでしょう。身体全体が温まり、快適に眠ることができますよ。
まとめ
ファミリーキャンプで気を付けるべきことをご紹介してきました。どれも基本のように思えるけれど、キャンプ 遊びという非現実的な出来事に浮足立ってしまうと、ついついその基本も忘れてしまいがち。大自然の中で思いきり遊んだり、虫や植物に触れて自然体験をしたり、子どもにあれこれさせてあげたい親御さんも多いと思います。しかし、まずは安全確保!しっかり予習と対策をして、安全なファミリーキャンプ 遊びを楽しんでくださいね。