2022年2月4日~20日まで、17日間の熱戦が繰り広げられた北京五輪。スキージャンプの高梨沙羅選手やフィギュアスケート男子の羽生結弦選手らが多くの感動を与えてくれましたね!メダルの獲得数も金メダル3個、銀メダル6個、銅メダル9個の合計18個と過去最高だった前回の平昌五輪を上回るメダルラッシュでした!そこで今回は「2022 北京五輪|日本代表の結果は?メダルは何個だった?」と題して、注目選手の結果についてご紹介していきます!
北京五輪でメダルを獲得した日本代表選手一覧
金メダル
- 小林陵侑(スキージャンプノーマルヒル)
- 高木美帆(スピードスケート1000メートル)
- 平野歩夢(スノーボードハーフパイプ)
銀メダル
- 鍵山優真(フィギュアスケート)
- 小林陵侑(スキージャンプラージヒル)
- 高木美帆(スピードスケート500メートル、1500メートル)
- スピードスケート女子追い抜き(パシュート)
- ロコ・ソラーレ(カーリング)
銅メダル
- 宇野昌磨(フィギュアスケート)
- 坂本花織(フィギュアスケート)
- 冨田せな(スノーボードハーフパイプ)
- 堀島行真(フリースタイルスキーモーグル)
- 森重航(スピードスケート500メートル)
- 村瀬心椛(スノーボードビッグエア)
- 渡部暁斗(ノルディック複合ラージヒル)
- ノルディック複合男子団体
- フィギュアスケート団体
注目されていた選手たちの結果は?
羽生結弦(フィギュアスケート)
北京五輪での日本人選手での注目選手といえば、なんといっても羽生結弦選手です!ソチ、平昌の二大会連続でで金メダルに輝き、北京オリンピックでは前人未到の三連覇、4回転半(クワッドアクセル)に挑戦をしました!結果は4位でしたが、果敢に挑戦する姿勢、競技後のインタビューで感極まっている姿に胸打たれた方も少なくないのではないでしょうか。今後の去就については不透明とのことですので、ゆっくりと考えて、答えを出してほしいと思います。
高梨沙羅(スキージャンプ)
スキージャンプ史上最多の110回の表彰台と非常に素晴らしい実績を持つ高梨沙羅選手。平昌五輪でも銅メダルを獲得しており、北京五輪前の大会でも優勝!勢いそのままに個人、混合団体に出場をしました。個人では、惜しくも4位でメダルを獲得することはできませんでしたね。その鬱憤を晴らすかのように、混合団体の1本目で会心のジャンプを見せてくれました。しかしながら、ウェアの規定違反となり、後日インスタグラムで謝罪を掲載するほど精神的に追い込まれてしまいました。それでも、2本目で気持ちを強く持ち素晴らしいジャンプを見せてくれました。その姿に勇気づけられた方も少なくないと思います。オリンピック後に出場した復帰後のワールドカップでは優勝をし、早速元気な姿を見せてくれています。
平野歩夢(スノーボードハーフパイプ)
3人目は、スノーボードハーフパイプの平野歩夢選手です。昨年開催された東京五輪2020にスケートボードパークの日本代表として出場し、その半年後には北京五輪に出場。世界中を驚かせました。そして平野選手しかできない大技『トリプルコーク1440』を組み込んだプログラムで金メダルに輝いています。前回の平昌五輪も金メダル候補として出場しましたが、アメリカの絶対王者ショーン・ホワイト選手の高い壁に阻まれ、二大会連続の銀メダルでした。ショーン・ホワイト選手が北京五輪を最後に引退すると公表していましたので、リベンジのラストチャンスで見事リベンジを達成、金メダルを獲得しました!
平野選手の2回目の試技に対する採点には世界中で批判の声が高まり、平野選手自身も「むかついていた、その感情をうまく3本目に向けられた」と話しているほど不可解なものでした。このマインドコントロールこそが平野選手の強みと言えそうです。
高木美帆(スピードスケート)
北京五輪日本選手団の主将を務めた高木美帆選手。13日間で5種目7レースに出場する強行日程でしたが、金メダル1つ、銀メダル3つの合計4つのメダルを獲得し、「オリンピックの主将は活躍できない」というジンクスを跳ね除ける大活躍でした!自らが世界記録を持つ1500メートルは銀メダルでしたが、自身の最終種目の1000メートルで五輪記録での金メダルを獲得する粘り強さ、心の強さを見せてくれました!流石に疲れが溜まっていたようで「食事は喉を通るが消化がうまくいかず、完全に休まらなかった」と話していました。その中での今回の結果は賞賛の言葉以外見つかりません。
小林陵侑(スキージャンプ)
北京五輪で日本勢初の金メダル(スキージャンプノーマルヒル)に輝き、スキージャンプラージヒルでは銀メダルに輝いた小林陵侑選手。日本スキージャンプの歴史を次々塗り替えており、今回のオリンピックでも歴史にその名を刻みました。さらに記録だけでなく、混合団体で高梨沙羅選手を励ます姿が印象的でした!お互いにリスペクトし合っている関係だからこそ生まれた光景だったように感じます。
堀島行真(スキーモーグル)
北京五輪の日本勢初のメダリストとなったのが、堀島行真選手です。前回の平昌五輪では金メダルを期待されながら転倒などもあり11位と悔いの残る結果で、その雪辱を果たす銅メダル獲得となりました。安定感のある滑りが武器の堀島選手が予選1日目で決勝進出を決められない姿から、オリンピックの一発勝負の怖さを感じました。堀島選手はそこから切り替え予選2日目で予選突破、その日のうちに決勝1本目、2本目と滑り、体力的にもきつい中最後まで諦めない姿勢を見せてくれました。ちなみに開会式の時にバク宙をした選手がいましたが、それが堀島選手です。
ロコ・ソラーレ(カーリング)
前回大会の平昌五輪で史上初の銅メダルを獲得、さらに「もぐもぐタイム」や「そだねー」で一躍有名になったのがカーリング女子のロコ・ソラーレです。スキップの藤澤五月選手、サードの吉田知那美選手、セカンドの鈴木夕湖選手、リードの吉田夕梨花選手、リザーブの石崎琴美選手の5名が北京五輪に出場しました。予選では5勝4敗でイギリス、カナダと勝敗数で並び、辛くも準決勝進出。準決勝では世界王者のスイスに対して、ジャイアントキリングを達成!イギリスとの決勝戦に進みました。決勝戦では惜しくも敗れ、銀メダルとなりましたが、前回の銅メダルを上回る結果を収めました!
結果もさることながらロコ・ソラーレが注目を浴びる最大の理由は、彼女たちが試合中笑顔を絶やさず楽しそうにプレーしている姿が見ている人を励ましていたからでしょう。これを機にカーリングが人気種目となり、競技人口が増えていくと良いですよね!
まとめ
いかがでしたか。それぞれの選手で記事が書けるほど内容が濃いオリンピックで、数々の感動を与えてくれました。羽生結弦選手から鍵山優真選手、ショーン・ホワイト選手から平野歩夢選手と世代交代も象徴的な大会だったようにも感じます。ここで挙げた選手たちはまだまだお若いので、これからの各競技を日本代表として引っ張っていってくれることでしょう!今後の活躍にも期待したいです。