やっと日本でもジェンダーに対し平等を訴える声が多くなってきて、「ジェンダーレス」や「ジェンダーギャップ」などの単語も一般的になってきました。そんな中、年に1度、女性の生き方についてより一層考えなければいけない日があります。それが国際女性デーです。
国際女性デーとは?
3月8日は国際女性デーです。1975年に国連が制定し、女性の権利、政治的、経済的な面での参加を盛り上げていくために制定された日です。国や宗教、民族、言語を問わず、女性のこれまでの功績、歩みを祝福し、今現在でも残る問題である、ジェンダー平等に関して、また、女性の生き方に関して、を考える日として、世界中で祝われるイベントです。
なぜ3月8日?
1904年の3月8日にアメリカで参政権を求めて女性がデモを行ったことに由来しています。また、国連のウェブサイトによると、1917年の3月8日のロシア革命時に行われた女性によるムーブメントによる影響が強いとも言われています。
今年のテーマ
「Break the Bias」が今年のテーマで、日本語で「Bias」とは偏見や固定概念の事を指し、性別に関する偏見や固定概念をなくしましょう、という意味になります。
SNSでの動き
英国を本社に置き電子部品のオンライン販売を行うRSコンポーネンツのTwitterでは、女性社員の×ポーズの写真と#BreaktheBiasと共にそれぞれの声がツイートされていたり、インスタグラムでは国際女性デーのお花とされているミモザの投稿が多く見られるなど、世界的に大きなムーブメントになっています。
日本国内の動き
日本各地で市民デモが行われ、東京都内では渋谷で暴力・差別反対、意思決定の場での多様性を求める訴え、他には北九州市でも女性の政治参画などに関する訴えが行われました。その中には、現在巻き起こっているロシア軍のウクライナ侵攻に対して平和を求める声も相次ぎました。