21日に東京オリンピックの開会式に先行して一部の競技がスタートしました。そして、女子サッカーの日本対カナダ戦が札幌ドームで行われました。その試合でひと際注目を浴びたのがカナダのGK「ステファニー・ラビ」選手です。
後半9分に日本の田中美南選手ペナルティエリア内でGKに倒されてPKを獲得。キッカーは倒された田中美南選手。そして、このPKを止めたのがステファニー・ラビ選手。ステファニー・ラビ選手は負傷しながらも自ら与えてしまったPKを気迫で止め、これをきっかけにファンになった方もいるでしょう。
五輪サッカー田中美南のPKを止めたカナダのGK選手はステファニー・ラビ(ラべ)
日本対カナダ戦は前半にカナダが1点を先制して後半に入ります。日本は後半開始から田中美南選手を投入。
そして、後半9分に田中美南選手が抜けだし、ペナルティエリア内でGKと1対1になります。ここで田中美南選手が先にボールに触り、その後GKと接触。最初は田中美南選手のファウルと判定されましたが、VAR(主審がVTR映像を確認)により判定が覆り日本にPKが与えられました。
キッカーは倒された田中美南選手。一方、カナダのGKはステファニー・ラビ選手。ステファニー・ラビ選手は直前の田中美南選手との接触で顔面を負傷し治療を受けていました。治療を受けている最中にPK判定に変わってしまう不運。
田中美南選手と接触した際に顔面に田中美南選手が倒れたことで、もん絶し悔し涙を浮かべていたステファニー・ラビ選手。それでも交代することなくゴールマウスを守ります。その結果、ステファニー・ラビ選手は田中美南選手のPKを止めるビックセーブ。
カナダのGKラビ、PKを止める!
悔し涙から一転、笑顔に。
勝負は分からない。#五輪サッカー#なでしこジャパン#札幌ドーム pic.twitter.com/SjNQg0QLKr
— ケンジ BORN TO LOVE YOU! (@borntolovekenji) July 21, 2021
PK決められず…コース甘すぎよね#なでしこ pic.twitter.com/5wVVJiMHmu
— 湘南魂 (@HIDE_Bell) July 21, 2021
直後にカナダのチームメイト達と喜び合い感情を爆発させます。
最終的にカナダ対日本は、後半終了間際に日本が追いつき1-1の引き分け。もし、カナダ勝利していればステファニー・ラビ選手は試合のMOM(その試合で最も活躍した選手)に選ばれていたでしょう。PKを止めた上に負傷しながらもフル出場。負傷しながらも自ら与えたPKを阻止して同点を防ぐ。文句なしです。
女子サッカーカナダGKステファニー・ラビ(ラべ)wiki風プロフィール
この投稿をInstagramで見る
[box class=”blue_box” title=”プロフィール”]
- 名前:Stephanie Labbé(ステファニー・ラビ)
- 生年月日:1986年10月10日 (34歳)
- 出身地:カナダ・エドモンド・アルバータ州
- 所属チーム:FCローゼンゴード(スウェーデン)
- ポジション:GK
[/box]
ステファニー・ラビ選手は現在、スウェーデンのFCローゼンゴードというプロチームに所属。ローゼンゴードはスウェーデンの女子サッカー1部リーグの中で最多10回の優勝を誇る強豪チーム。ステファニー・ラビ選手は背番号1を背負いレギュラーとして活躍。
スウェーデンといえば前回のリオ五輪で女子代表がアメリカ代表を倒し準優勝。今回の東京五輪でも予選グループの初戦で3-0で完勝。アメリカ代表の2019年から続いていた無敗記録を44でストップさせるなど手強いチームです。
ステファニー・ラビ選手そんなスウェーデンの1部リーグに昨シーズンから加入しており、今後も活躍が期待されているはずです。また、ステファニー・ラビ選手はリオ五輪でもカナダの銅メダル獲得に貢献されており、年齢的にも今回の東京五輪では悲願の金メダルを狙っていること間違いなしです。