8月14日に放送される「炎の体育会TV」で野球のマスクマン対決が行われ、元五輪エース投手マスクマンが参戦します。
オリンピックでの野球競技は今年の東京大会で13年ぶりに復活。今回東京大会に出場した現役投手の出演の可能性が低いことを踏まえると、前回2008年に行われた北京、2004年のシドニー大会、2000年のシドニー大会に出場していた選手がマスクマンとして登場するでしょう。
上記の事を基に調査したところ元五輪エース投手マスクマンの正体はロッテで活躍した清水直行さんか成瀬善久選手のどちらのようです。
※追記:元五輪エース投手マスクマンはロッテのエースとして活躍した黒木知宏さんと判明しています。
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【炎の体育会TV】元五輪エース投手マスクマンの正体は黒木知宏(ジョニー)!
今回の登録する現役投手のマスクマンの正体が清水直行選手か成瀬善久選手である理由について紹介していきます。まず、こちらは2008年北京大会の投手メンバーです。
[box class=”blue_box” title=”2008年北京大会の投手メンバー”]
- 上原浩治(引退)
- 川上憲伸(引退)
- 岩瀬仁紀(引退)
- 藤川球児(引退)
- ダルビッシュ有(現役・パドレス)
- 成瀬善久(現役・栃木GB)
- 和田毅(現役・ソフトバンク)
- 杉内俊哉(引退・巨人コーチ)
- 田中将大(現役・楽天)
- 涌井秀章(現役・楽天)
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NPBの現役の選手やコーチが出演することはシーズンオフでないと考えにくいことからマスクマンは上原浩治さん、川上憲伸さん、岩瀬仁紀さん、藤川球児さん、成瀬善久選手に絞られます。さらに、エースということで抑え(リリーフ)として活躍した岩瀬仁紀さん、藤川球児さんも除外されます。
2008年大会からは上原浩治さん、川上憲伸さん、成瀬善久選手の3人がマスクマンの候補となります。次に2004年のアテネ大会の投手メンバーを紹介していきます。
[box class=”blue_box” title=”2008年北京大会の投手メンバー”]
- 三浦大輔(引退・DeNA監督)
- 小林雅英(引退)
- 岩瀬仁紀(引退)
- 黒田博樹(引退)
- 上原浩治(引退)
- 清水直行(引退・監督)
- 石井弘寿(引退・ヤクルトコーチ)
- 安藤優也(引退・阪神コーチ)
- 松坂大輔(現役・西武)
- 和田毅(現役・ソフトバンク)
- 岩隈久志(引退)
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北京大会のメンバーと同じくNPB以外のリーグで現役、あるいは引退した選手でエースとして活躍した選手に絞ると、アテネ大会は黒田博樹さん、上原浩治さん、清水直行さん、岩隈久志さんがマスクマン候補となります。さらに、2000年のシドニー大会についても見ていきます。
[box class=”blue_box” title=”2000年シドニー大会の投手メンバー”]
- 黒木知宏(引退)
- 松坂大輔(現役・西武)
- 河野昌人(引退)
- 渡辺俊介(引退)
- 杉内俊哉(引退・巨人コーチ)
- 土井善和(引退)
- 山田秋親(引退)
- 吉見祐治(DeNA・スカウト)
- 石川雅規(現役・ヤクルト)
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シドニー大会でエースとして期待されていたのは黒木知宏さんと松坂大輔選手でした。北京、アテネ、シドニー大会の出場選手からマスクマンの候補として残ったのがこちらの7人です。
[box class=”blue_box” title=”元五輪エース投手のマスクマン候補”]
- 上原浩治
- 川上憲伸
- 成瀬善久
- 黒田博樹
- 清水直行
- 岩隈久志
- 黒木知宏
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そして、炎の体育会tvでは過去にマスクマンとして野球対決に出演された方が再び出演されることがあります。上記の候補選手からは共にロッテで活躍した成瀬善久選手と清水直行さんが過去にマスクマンとして出演されています。
(画像:成瀬善久選手)
(画像:清水直行さん)
となると元五輪エースのマスクマンは成瀬善久選手と清水直行さんのどちらかの可能性が高いです。さらに、成瀬善久選手は前回の炎の体育会tvにマスクマンとして出演された時に「五輪奪三振王」として紹介されていました。
成瀬善久選手は北京大会で4試合(先発1試合)に登板。12回を投げて「防御力0.00 1勝0敗 19奪三振」とエース級の活躍を見せ、大会の奪三振王にも輝いています。一方、清水直行さんはアテネ大会で2試合(先発1試合)に登板。9回2/3を投げて「防御力3.72 1勝0敗 14奪三振 失点4」とまずまずの成績でした。
出場した大会は違うものの成瀬善久選手と清水直行さんの成績を比較すると元五輪エースという名にふさわしいのは成瀬善久選手でしょう。以上のことから今回登場する元五輪エースのマスクマンは成瀬善久選手になります。
※追記:炎の体育会tvがツイートした内容から元五輪エース投手マスクマンは「黒木知宏(ジョニー)」さんと判明しました。炎の体育会tvアカウントがマスクマンのグローブをプレゼントするとツイート。グローブに54と書かれており、これは黒木知宏さんの現役時代の背番号と一致します。
【マスクマンの正体を予想】
— TBS炎の体育会TV🌈今夜18:30〜生放送 (@taiikukaitv) August 14, 2021
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🔴締め切り…今夜の放送中、マスクマン正体発表前まで
応募方法
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②予想したアスリート名に「#体育会TV」を付けツイート
一世帯1応募まで pic.twitter.com/9wxVFPkxvM
追加ヒントである「シドニー五輪のエース」、「2001年のオールスター投票で43万票獲得(1位)」、「七夕の悲劇」からも黒木知宏さんで間違いありません。
予想通り元五輪エースのマスクマンは黒木知宏さんでした。黒木知宏さんは4人と対戦して3人を打ち取り鈴木福くんにヒットを打たれる結果となりました。
黒木知宏(元五輪エース投手マスクマン)のプロフィール!
[box class=”blue_box” title=”プロフィール”]
- 名前:黒木 知宏(くろき ともひろ)
- 生年月日:1973年12月17日(47歳)
- 出身地:宮崎県日向市
- 身長・体重:178cm・87kg
- 高校:延岡学園(宮崎県)
- 投球・打席:右投げ・左打ち
- ポジション:投手
- プロ入り:1994年・ドラフト2位(逆指名)
- 千葉ロッテ(1995-2007)
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[aside]タイトル・表彰
- 最多勝利:1回 (1998年)
- 最高勝率:1回 (1998年)
- 月間MVP:(投手部門:2000年9月・2001年5月)
[/aside]
黒木知宏さんといえば「ジョニー」の愛称として親しまれ、ロッテの暗黒時代にエースとして活躍されました。黒木知宏さんはストレートがとりわけ速かったり多彩な変化球を持ち合わせていたわけではありませんが闘志を前面に押し出し「魂のエース」として称されました。
2年目から先発ローテーションに入り3年目にはリーグワーストの15敗を記録しながらリーグ最多の13完投記録。今では考えられないシーズンを通して240回を投げきるタフさを披露しました。3年目の1997年以降は5年連続で2桁勝利をマーク。年間を通してローテーションを守りロッテに欠かせない貴重なエースになります。
1999年にはルーキーだた松坂大輔選手に投げ勝ちプロ初黒星を与えています。そして、初めて選ばれたシドニー五輪では2試合に先発登板し15回を投げて防御率3.00 1勝1敗と先発としての役割をしっかり果たされました。
しかし、2年連続200回以上を投げたり完投が多いことで有名だった黒木知宏さんの右肩には徐々に負担がかかり悪化していきます。2001年を最後に黒木知宏さんはリハビリ生活に突入。2004年に久しぶりに1軍に復活登板するも全盛期のようなピッチングは影を潜め、2007年に戦力外通告を受けることに。
黒木知宏さんが現役続行を望んでいたものの他のチームから声がかからず2007年オフに現役引退を発表。引退後は日本ハムでコーチを務め大谷翔平選手を指導したことも。現在はプロ野球解説やスポーツ番組などに出演されています。
成瀬善久(元五輪エース投手マスクマン)のプロフィール!
[box class=”blue_box” title=”プロフィール”]
- 名前:成瀬 善久(なるせ よしひさ)
- 生年月日:1985年8月6日(36歳)
- 出身地:栃木県小山市
- 身長・体重:180cm・87kg
- 高校:横浜高校(神奈川県)
- 投球・打席:左投げ・左打ち
- ポジション:投手
- プロ入り:2003年・ドラフト6巡目
- 千葉ロッテ(2004-2014)
- 東京ヤクルト(2015-2018)
- オリックス(2019)
- 栃木ゴールデンブレーブス(2020-)
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[aside]タイトル・表彰
- 最優秀防御率:(2007年)
- 最高勝率:(2007年)※最優秀投手として表彰
- 月間MVP:(投手部門:2007年7月・9月)
- クライマックスシリーズファイナルステージMVP:(2010年)
[/aside]
成瀬善久選手は現在BCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに選手兼コーチとして所属されています。成瀬善久といえばかつてはロッテのエースとして活躍。ストレートの最高球速は150km/hには届かなかったもののコントロールと独特なフォームから繰り出されるボールは球速以上のノビを感じさせ打者を圧倒。
成瀬善久選手の投球フォームは投球の際の右手の動作が招き猫の前足に似ていることから招き猫投法とも言われました。招き猫投法が影響してかロッテ時代の成瀬善久選手のあだ名は「ニャー」となるなど猫と縁がある選手に。
成瀬善久選手は2007年に「防御力1.81 16勝1敗 勝率.941」と圧倒的な成績を記録し最優秀防御率と最優秀投手に選ばれています。このシーズン成瀬善久選手はパリーグ相手に1度も負けることはありませんでした。その後は2009年から2012年まで4年連続で2桁勝利をマーク。2010年はチーム最多の13勝を挙げて日本一にも貢献されています。
この4年間の成瀬善久選手の防御率は3点前後をマークしており安定感を誇っていましたが、敗戦数も多く2010年から12年までは3年連続で10敗以上しています。援護に恵まれなかったことも多かったようですが、2010年以降は一発病に悩まされ敗戦数を増やす原因にもなりました。
[aside]成瀬善久選手のNPBでの被本塁打数
- 2006:6本
- 2007:10本
- 2008:12本
- 2009:14本
- 2010:29本(リーグワースト)
- 2011:15本
- 2012:21本
- 2013:13本
- 2014:18本
- 2015:16本
- 2016:13本
- 2017:4本
- 2018:3本
[/aside]
その後、成瀬善久選手は2014年に国内FAを行使してヤクルトに移籍。3年総額6億円の大型移籍でしたが、ヤクルトでは4年間(最後の1年は登板なし)で48試合に登板し「防御率5.19 6勝11敗」とロッテ時代全盛期の面影はほとんどありませんでした。そして、2018年オフに成瀬善久選手は戦力外通告を受けます。
ただ、翌年の春キャンプシーズンにロッテ時代の縁もあったのか当時オリックスの監督をしていた西村文徳監督が入団テストを実施。成瀬善久選手は見事合格しオリックスに入団します。しかし、オリックスでも成瀬善久選手はいい成績を残せず1年で戦力外に。
現役続行を目指していた成瀬善久選手はオリックスに戦力外になってから1ヶ月半後にBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに選手兼コーチとして入団することが発表されました。
成瀬善久選手は今シーズン栃木ゴールデンブレーブスで先発・中継ぎとして活躍。防御率も1点台と安定感を誇っています。